3月が訪れると、春遅い宇奈月も、蕗の薹、カタクリの花、福寿草が一斉に咲き始め春を告げる。今年は雪が少ないが、春を喜ぶ気持ちは変わらないでも、厳しい冬をやっとの思いで、乗り越えたから、東京や横浜に住む人よりその気持ちは強いのではないだろうか。
春は日本で暮らす以上、嬉しい季節で同時に、生まれ変わりの季節でもあり、新たな気持ちでスタートできる、リセットの季節でもある。
こんな人生を送っていても良いかと悩む、心因的な不登校生やひきこもりの人は、こんな時期、学校や職場等の環境を変え、リセットとしての再チャレンジをしようとする。
でも、上手くいかない人は、家族を離れ、一人暮らしをはじめる人もいる。だが、食事作り、洗濯、衣服整理、片付けと掃除、金銭と時間の管理等、生活技術を伴わない人は必ずと言っていいほど、失敗して、以前よりももっと、ひどいひきこもりを始める人もいる。
実は学校に行く、働くことの基本は、生活することにあると思う。
その土台があり学校生活や職業的自立が存在すると思う。
自分のことを自分でケアすることが、めんどうくさいではなく楽しめるようになったら、不登校、ひきこもりからの脱出の時期と考えてもよい。
しかし、すべてが不十分でも、やってみる、前向きにチャレンジすることしないと、春という時期のチャンスを失うことになる。
親とのコミュニケーション、生活管理がうまくいかない、どんな仕事が出来るのか、なにが出来るのか、悩むひとのために宇奈月自立塾はある。
そんな時は、勇気をもって利用したらよい。